帯状疱疹について|初石皮膚科クリニック|流山市の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科

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帯状疱疹について|初石皮膚科クリニック|流山市の皮膚科・小児皮膚科・美容皮膚科・アレルギー科

帯状疱疹について

帯状疱疹とは

今回は、当院にも比較的よく来院される疾患、『帯状疱疹』についてお伝えしたいと思います。日本では、成人のほとんどが子供のころに水痘(水ぼうそう)になったことがあると言われています。水ぼうそうになると、治ったあとも体内の神経節というところに水痘帯状疱疹ウイルスが潜伏し続け、自分の免疫で抑え込んでいる状態のまま過ごしています🦠普段は悪さをしませんし、他人にうつしてしまうこともありませんが、体調を崩したり、体力が落ちたりして免疫機能が低下すると、ウイルスを抑え込む力が弱くなり、ウイルスが再び活性化して帯状疱疹を発症します😱

症状は?

個人差がありますが、多くの場合は体の左右どちらかにチクチク、ピリピリとして洋服がこすれたりすると痛むといった症状が生じ、数日後に水ぶくれを伴う赤い皮疹や水疱がでてきます。急性期の痛みは1か月程度続くこともありますが、通常は皮膚症状の改善とともに徐々にやわらいでいきます。 

帯状疱疹後神経痛(PHN)とは?

神経節に潜伏したウイルスが再活性化するため、神経に炎症がおこると、後遺症として神経痛が残ることがあります。皮膚症状がよくなっても痛みが徐々に強まってきて、3カ月以上続くこともあり、これを帯状疱疹後神経痛(PHN)といいます。50歳以上で帯状疱疹を発症した人の約2割がPHNになると言われており、80歳以上の高齢の方では約3~4割と高くなります。

治療は?

ウイルスの増殖を抑える抗ウイルス薬を使った治療を行います💊また、症状に応じて塗り薬や痛み止め、神経痛に対する内服薬なども併用します。

発症しやすい年代は?

水ぼうそうになったことがある人は、誰でも帯状疱疹を発症する可能性はあります。特に50歳を過ぎてから発症率が高くなります😣

頻度は?

80歳までに、日本人の約3人に1人が発症すると言われています。

帯状疱疹はうつるの?

帯状疱疹は自分の体内に潜伏している水ぼうそうのウイルスが再活性化することで発症するため、帯状疱疹をうつしてしまうことはありません。ただし、水ぼうそうになったことがない人が帯状疱疹の患部や触れた手に接触すると水ぼうそうとしてうつしてしまう可能性があります😰まだ水ぼうそうに感染したことがない方、特に水ぼうそうワクチン未接種の乳幼児に接触するのは避けましょう😮

帯状疱疹は一生に1回だけ???

帯状疱疹になると、ウイルスに対する免疫機能が上がるため、しばらくは再発することはないとされています。しかし、帯状疱疹が治った後もウイルスがいなくなるわけではなく、自分の免疫で抑え込んでいる状態に戻るため、体の免疫機能が低下すると、再び帯状疱疹になる可能性があります😵

帯状疱疹には予防接種💉があります!

現在のところ、国内では2種類の帯状疱疹ワクチンが使用できます💉予防接種は帯状疱疹を完全に防ぐものではありませんが、発症を抑える効果が期待できます。当院では2種類の違いについて詳しく説明してから、どちらかをお選びいただく形をとっています。当院で行っているワクチンの実際については、次のブログでお知らせしたいと思っています😉

✨受診の際には、お気軽にお尋ねください✨